フィリピンでの自然災害と対策
日本で最も恐れられている災害は地震だと思いますが、フィリピンでは台風による洪水です。
とはいえ、フィリピンは7,000以上の島から成る国であるため、地域によって災害の様相はさまざまです。
雨季になると集中豪雨で洪水が起こり、街が浸水することもしばしば。
マニラやセブなどの大都市では近年インフラ整備が進んでいるためそこまで深刻な被害にはならないものの、少し郊外や田舎のエリアへ行けば、膝まで浸かるほど冠水する風景は珍しくありません。
バスが水をかき分けて走る光景も、よく見かけます。
フィリピンへ留学する際にも、可能であれば台風の時期を避けると良いでしょう。
雨季ではなく乾季がおすすめです。
なぜなら台風のほとんどは雨季に集中して襲来してくるからです。
その数は大小合わせて数十個にもなります。
集中豪雨による冠水、土砂崩れ、停電などにより、街全体が稼働しなくなることもあります。
バギオのような山岳地帯では特に土砂崩れがよく起こります。
災害対策がまだまだ遅れているフィリピンでは日本のようにすぐには復旧しませんので、普段から物資を少し用意しておいたり、身を守るための自分なりの対策を準備しておくようにしまよう。
停電も意外と厄介です。
ほとんどの仕事は電気がないと成り立たないと思いますが、停電するとネットも使えなくなるため、仕事もストップしてしまいます。
そのため、フィリピンでインターネットを使って仕事をしている場合、停電に備えて2つ以上のプロバイダーと契約し、回線を複数持っている日本人が多いです。
片方がダメになっても、もう片方が早く復旧することもあるためです。
また、日本ほど頻繁ではありませんが、フィリピンでも地震は起こります。
日本と同じように火山地帯に島があるためですが、日本のように大震災が起こることはほぼありません。
ですので、旅行中や留学中に地震に遭って被災することは考えにくいでしょう。
しかしいずれにしても、海外で災害に遭えば日本にいる時よりもさらにパニックになりやすいものです。
滞在場所からの避難経路や避難場所は最初にチェックしておきましょう。
留学で寮に入っている場合は、学校側の指示に従ってくださいね。
また、何かあった時のために事前に保険に入っておくこともお忘れなく!