ドゥテルテ大統領がガン?辞任の可能性も
フィリピンに大変革を起こしつつあるロドリゴ・ドゥテルテ大統領ですが、今月4日、病院で消化管の検査を受けたことを明らかにしました。
最近は食道の不調を訴えており、胃酸の逆流が悪化していたとのこと。
もし検査の結果が思わしくなく、癌などの深刻な病気だと診断された場合は、国民に公表し、大統領からも退くつもりだと発表しています。
病気を患ったまま職務を続けるつもりはないそうです。
現在は検査結果を待っている状態だそう。
実は昨年にも1週間ほど姿を見せなかった時期があり、病気なのではないかという憶測が広がっていました。
当時は否定していましたが、今回の検査に関しては医師から再検査するように言われていることも発表しています。
ドゥテルテ大統領といえば、麻薬撲滅のために殺人も厭わないなど、大胆すぎる政策でフィリピン国民のみならず全世界から賛否両論の声が上がっていました。
麻薬関連犯罪の容疑者は全員劣悪な環境の刑務所に入れ、罪のない人を自警団が誤って殺してしまっても罪に問われない状況は、人権団体からも批判されました。
しかし、大統領就任前にダバオの市長を務め、フィリピンで最も安全な街へ変えたことなどの功績もあり、高い支持率をキープしています。
事実、ドゥテルテ大統領が就任してからはインフラ整備や仮想通貨の普及などが急速に進み、確実にフィリピンの発展が促されていることは事実です。
非人道的だと批判する声も多い中で、彼をフィリピンの救世主のように思っている人たちも大勢いることでしょう。
また、ドゥテルテ大統領本人も、ここで辞任するとなれば志半ばであることは間違いありません。
任期は2022年までとなっていますが、どこまで彼が大統領としてフィリピンを変えてくれるのか?
もし彼がいなくなれば、今後誰がフィリピンを統治していくのか?
国民の間には、ドゥテルテ大統領の健康状態を心配する声とともに、フィリピンの将来に対する不安も広まっているようです。