フィリピンのクリスマスは9月に始まって治安も悪化する?!
まだ8月なのにクリスマスの話題なんて早すぎるー!と思ってしまいますよね。
ですが、フィリピンでは実はもう少しでクリスマスシーズンがスタートするんです。
なぜなら、フィリピンのクリスマスは9月から祝われるから!
キリスト教徒が8割以上を占めるフィリピンでは、クリスマスは1年で最大かつ最重要なイベント。
4ヶ月も前から祝い始め、年が明けてからもそのムードは収まりません。
本当に、9月1日なった瞬間からみんな「Merry Christmas!」という挨拶をするようになります。
もちろん、街はクリスマスの装飾がなされ、ショッピングモールにはインスタ映えしそうなクリスマスツリーが飾られます。
クリスマスの雰囲気ってワクワクするし、なんだかテンションが上がる!という人も多いですよね。
しかし、フィリピンでは実はこの時期、治安がぐっと悪くなるんです・・・。
日本では12月に、自殺者が増える現象が起こりますが、フィリピンでの治安の悪さというのはまた別で、盛り上がりすぎるがために、事故や犯罪が増えるのです。
具体的には、まずよくあるのが打ち上げ花火による事故。
特に12月24日と25日は人々のテンションはマックスになります。
最大のお祝いムードの中、富裕層のフィリピン人たちが打ち上げ花火を上げるんです。
しかも、みんな火薬技師の資格なんて無い人ばかり。
フィリピン政府が行なっているわけでも何でもなく、個人単位で楽しんでいます。
フィリピンでは、日本の花火大会で使われるような規模の打ち上げ花火が、普通にスーパーで売っているため、誰でも無資格で上げることができちゃうんですね。
また、騒音の規制もあってないようなもので、深夜だろうと早朝だろうと、時間関係なくそこらじゅうで花火の音が響きます。
一方で、貧困層のフィリピン人は何をしているかというと、実弾の入った銃を空へ向けて打つという風習があります・・・。
バランガイ(フィリピンの村や地方の小さな自治体単位)では、酔っ払った状態の人々が、密造した銃を発砲して様々なトラブルも起こしています。
12月24日〜25日の間にこういったエリアに足を踏み入れることは絶対にしないでくださいね。
毎年怪我人や死人が出るのが、バランガイのクリスマスです・・。
さらに、フィリピンのクリスマスは窃盗や強盗が多発します。
お金のない人々は、お金がある人々から奪って、クリスマスを楽しめばいいと考えているのだとか・・。
そのため、日本人も含めお金を持っている人たちは、とにかくホールドアップやスリに遭う確率が格段に上がります。
「家族と楽しいクリスマスを過ごしたい!だけどお金がないから盗んで何とかしよう!」という、日本ではまず考えられないような思考回路を持っているのがフィリピン人なんですね・・。
9月からのクリスマスムードを満喫するのはとても良いと思いますが、できれば12月24日と25日はなるべく外出しないほうが安全かもしれません。
もちろん、地元のフィリピン人と行動すればある程度は大丈夫ですが・・・
とにかく日本のようにロマンティックな雰囲気はあまりなく、みんなが乱痴気騒ぎをし、それに巻き込まれるかわいそうな犠牲者がいるということなんです。
ちなみに、当然ですがフィリピンでは雪は降らないため、ホワイトクリスマスなんてありえません。
しかし、真夏のクリスマスを経験するのもなかなか面白いものです。
もしこの時期にフィリピンに来ることがあれば、ぜひこの一風変わった4ヶ月に及ぶクリスマスムードを楽しんでみてください♪
ただし、くれぐれも自分の身を守ることは最優先で!