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ドゥテルテ大統領の支持率がまた上昇!


フィリピンのドゥテルテ大統領の人気が、最近さらに高まっていることが分かりました。

フィリピン紙デイリー・インクワイアラーの調査によると、1〜6月の間に、国民の大統領に対する支持率および信頼度が、以下のように上昇したとのことです。

支持率:80% → 88%

信頼度:82% → 87%

 

2018年7月現在日本の安倍首相の支持率が44%であることを考えると、かなり高い数字です。

ここまで国民に支持されている大統領も、珍しいでしょう。

 

しかし、ドゥテルテ大統領といえば、他国から見ればかなりのトラブルメーカーでもあります。

その政策や方針は、どちらかと言えば批判の対象になるようなものばかりです。

 

特に最近では、南シナ海問題において中国への態度が曖昧で、国民からはもっとフィリピンの権益を主張すべきだという声が上がっています。

強気な態度であったかと思えば急に友好な関係を望んでいるかのような態度を見せたり、二転三転しています。

 

また、なんといってもドゥテルテ大統領の麻薬撲滅に対する政策は、あまりにも極端かつ過激であり、人権侵害にもあたるとして、問題視されています。

確かに麻薬を根絶することで犯罪率を減らし、国を平和にする目的は理解できますが、疑いのある人を無差別に殺害するなど、非道な手段も選ばないやり方は、批判に値するでしょう。

 

しかし、こういった様々な問題を抱えながらも、ドゥテルテ大統領の人気は上昇しているのですから不思議です。

 

その理由は何といっても、フィリピンの経済成長にあると言えます。

かつては「アジアの病人」とも言われるほど発展が遅れていたフィリピンですが、今や中国やインドをしのぐ勢いで成長しているのです。

今年の第2四半期の成長率は6.8%を記録しています。

 

フィリピンの経済が順調に成長を続けている理由としては、

・低いインフレ率

・出稼ぎ労働者からの外貨送金

・BPO(Business Process Outsourcing)事業の成長

・個人消費の増加

・人口の増加

などが挙げられます。

また、アジア太平洋地域各国への輸出量は、フィリピンのGDPのおよそ3分の1に相当する水準までになっています。

 

しかし、今後も同じ速度で成長し続けるかどうかは、なかなか予測が難しいところです。

というのも、今年に入ってからフィリピンのインフレ率は上昇しており、6月の消費者物価指数(CPI)は、5.2%になりました。

これは、中国やインドを大きく上回る数字です。

また、フィリピンの貿易赤字が拡大していることも無視できません。

今年4月の赤字額は、15億5000万ドルにまで達しました。

 

このようなインフレ率の上昇と貿易赤字に対し、フィリピン中央銀行は「翌日物借入金利」(RRP)を引き上げました。

これまで他の新興国が体験してきたように、このままインフレ率が上昇し続ければ、経済成長に歯止めがかかってしまいます。

以前フィリピンでは1980年代に経済成長を遂げようとしている時期がありました。

しかし、やはりインフレ率の上昇が原因で、ストップしてしまったのです。

フィリピン中央銀行は、当然ながら、そのような自体が再度起こることは避けたいと考えているのでしょう。

 

ドゥテルテ大統領の人気は、国民が現在のようにある程度満たされ続けていれば、今後も落ちることはないでしょう。

しかし、上記のような問題を、これからも見て見ぬ振りをすることはできません。

今後ドゥテルテ大統領がどのような姿勢を示していくのか、フィリピン国民含め、アジアを中心とした世界各国が注目していることでしょう。