ドゥテルテ大統領、今期で任期終了、2期目は目指さない方針
ドゥテルテ大統領といえば、「フィリピンのトランプ」とも称される大胆不敵さで知られています。
もともと地元ダバオの市長だった彼は、最も治安の悪い地域であったダバオを、逆に最も安全な街に変えたという功績を持っています。
フィリピンの大統領となってからも、違法薬物取締のために次々と麻薬関連犯罪者を射殺しても良いとするなど、過激なアクションを起こしてきました。
それゆえに、「人権侵害だ」と批判される一方で、フィリピンを犯罪から救えるのは彼しかいない!という強力な支持者もいます。
そんな、話題に事欠かないキャラクターのドゥテルテ大統領ですが、新憲法の下で2期目の再選は考えていないことを明らかにしました。
現在フィリピンでは、1987年の憲法の見直しが行われており、パネルメンバー22人が、7月9日にドゥテルテ大統領に草案を提出することになっています。
フィリピン国民の大半は、ドゥテルテ大統領が再選を狙うと予想していたようです。
しかし彼はこれを否定。
ダバオで行われた講演で、新憲法が発効されると同時に自分も大統領の人気を終了する方針を述べました。
さまざまな野望や革命を目指していたように見えるドゥテルテ大統領が、あっさりと今期で任期を終えようと考えているのは、ほとんどの人にとって意外だったのではないでしょうか。
任期終了までに、彼はフィリピンをどのように変革してくれるのでしょうか。
今後のドゥテルテ大統領の行動や言動に、ますます注目したいところです。