止まらないフィリピンの物価上昇と経済成長
フィリピンの経済成長を支えているものの1つとして、個人消費の大きさが挙げられます。
年々経済成長を続けるフィリピンですが、今年6月のCPI(消費者物価指数)上昇率は、去年の同月比5.2%であったと、フィリピン統計庁が発表しました。
この記録は、4ヶ月連続で政府目標の上限を上回っています。
中央銀行が利上げし、インフラが加速しているようです。
今年6月のCPI上昇率は、前月比0.6ポイント伸びており、市場予想の4.7%を大きく上回りました。
2017年の上昇率平均は2.9%、2018年に入ってから拡大。
政府は3月からインフレ目標を2〜4%上限で設定していましたが、これを大きく上回って推移しています。
品目別では、
・食品・非アルコール飲料:6.1%
・アルコール飲料・たばこ:20.8%
・輸送:7.1%
となっています。
これらの品目の数値が伸びた原因として、政府が1月に税制改革を行い、ガソリンの税金の引き上げ、加藤飲料税を導入したことが考えられます。
このインフレを抑制するため、中央銀行は利上げを実施することにしています。
これまで政策金利は2.5%〜3.5%でしたが、3.0〜4.0%に引き上げられました。
しかしそれでも、物価の上昇は抑えられません。
そのため、さらなる利上げが検討されています。
現在フィリピンの個人消費は、GDPの70%を支えています。
ドゥテルテ大統領はインフラ開発をさらに進めることで、格差解消を掲げています。
格差が解消されれば、さらに個人消費は増え、経済成長を助長させるでしょう。
また、フィリピンの人口は現在1億人を突破しています。
とにかく購買活動が大好きな彼らは、フィリピンの経済を激しく動かしています。
平均年齢も23歳と若く、フィリピンが今後も発展するポテンシャルは非常に高いのです。
フィリピンでのビジネス展開や投資への参入を考えているなら、その動向に注目したいですね。
間違いなく、東南アジアにおいては最も将来性のある国だと思います。
物価上昇、インフラに伴い、フィリピン不動産の価格も徐々に上昇しています。
不動産投資を検討している人も、価格が上がり切ってしまう今がチャンスです。
ぜひ視察に訪れてみてください。