フィリピンで市長がまた撃たれて死亡
フィリピンの北部タナウアンのアントニオ・ハリリ市長が、何者かの狙撃によってつい先日死亡したことは記憶に新しいかと思います。
そんな中、また市長の殺害が起こりました。
今度は、ルソン島の街ジェネラルティニオで、フェルディナンド・ボーテ市長が撃たれて死亡したのです。
ボーテ氏が自身の車で走行中、バイクに乗った何者かが通り過ぎざまに発砲。
複数の銃弾を受け、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
犯人は不明です。
ドゥテルテ大統領の報道官は、事件の捜査に全力を挙げる姿勢です。
先日殺されたハリリ市長は、ドゥテルテ大統領の熱心な支持者でした。
しかし、麻薬取引をしているのではないかと疑いがかけられており、地元警察の指揮権を剥奪されていたと言います。
ハリリ氏の遺族は誤情報だと主張していますが、真相は不明です。
また、このような短い期間に2人の市長が殺されたことで、2つの殺人には関連性があるのではないかと言われていますが、現段階では何も明らかになっていません。
ドゥテルテ大統領が就任してからというもの、フィリピンにはまさに激動の波が起きています。
もちろん、これらの殺人に彼が関係あるかどうかはまだわかりません。
また、経済成長や治安改善の面においては、功績もたくさんあります。
しかし、麻薬撲滅対策を含む過激で大胆な政策が、一部の人たちを刺激しているのは間違いないでしょう。