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フィリピン人が日本の人手不足を救う?


人口が減り続けている日本において、人手不足は深刻な問題です。

特に介護スタッフは、需要が非常に高いにも関わらず、人材がまったく足りていません。

そのため日本政府は2008年から、介護士・看護師を海外から受け入れています。

東南アジアから能力のあるスタッフを選定して、なんとか人手不足を補おうと必死なのです。

 

多くのフィリピン人も、介護士・看護師として働くために日本へやってきています。

介護士などの人のお世話をする仕事において、ホスピタリティは大変重要ですが、フィリピン人は自然とおもてなしの心をもって人に接することができます。

これは、フィリピン人のほとんどが大家族であるためです。

家にいるおじいちゃんやおばあちゃんの面倒をみんなで看るのは当たり前で、施設に入れるということはほぼありません。

自分の家族は自分の家で面倒を看るのが当たり前なのです。

 

そのため、日本で働いているフィリピン人介護士に関しても、「面倒見が良い」「細かいことによく気づく」などの高い評価を得ています。

たとえ他人であっても家族のように扱う、という国民性を持っているんです。

 

また、一緒に働いている日本人スタッフも、フィリピン人スタッフに対しては、

 

・いつも元気で声が大きいので患者さんを元気にできる

・コミュニケーション力が高い

・一生懸命で素直である

・サービス精神が旺盛

 

といった所感を抱いており、日本人だろうとフィリピン人だろうと、関係なく平等に扱っていると話します。

 

ただ、フィリピン人が日本で介護士や看護師として働くまでには、大きなハードルもあります。

それは、主に言葉の壁です。

もちろん、政府からは日本語習得のためのサポートもあります。

しかしそれでも、漢字が読めなかったりなどスムーズに仕事が進まないこともあります。

 

また、フィリピン人にとって、日本語で国家試験に合格するというのは非常に困難なことです。

自国で介護や看護について学んでいても、それに関して日本語で出題された問題を解く、というのは、私たちが想像する以上にハードルが高いのです。

 

そのため、試験に合格できず泣く泣く帰国するパターンも多く見られます。

また、日本で看護師になるためには実務経験が2年以上必要だったりと、条件が厳しいことから、日本での仕事を諦めるフィリピン人も多いようです。

 

一部の施設では、彼らがより働きやすいように漢字を使わず平仮名だけで指示書を作ったり、記号を利用したり、あるいは英訳するなどして、うまくコミュニケーションをとっているようです。

言葉の違いはフィリピン人だけが努力するだけでなく、日本人側も譲歩する気持ちが必要ですね。

 

しかし現状のままでは、日本の人手不足は解消されません。

厚生労働省によれば、2025年には介護士だけでも100万人が不足すると言われています。

これには、外国人の受け入れが十分できていないことだけでなく、単純に給料が安いなどの離職率を高める要因が多く存在しています。

 

外国人の力を借りずして、今後日本を支えていく方法は他にありません。

有能なフィリピン人の受け入れをどのように進めていくか?は、これからの私たち日本人の課題となりそうです。