フィリピン人と上手に付き合うには?
フィリピンで仕事をしたり、事業を立ち上げようと思えば、まずはフィリピン人のことをよく知っておくべきです。
外国人と仕事をするには、彼らの文化や習慣を受け入れることも必要になります。
正直言うと、保守的で規則を守るマジメな日本人と、陽気でオープンで遊び好きなフィリピン人では、まったく仕事のスタイルが違います。
フィリピン人とは一体どんな人種なのでしょうか。
「フィリピン人あるある」をまとめてみました。
<時間を守らない>
これは日本が厳しすぎるのもありますが、フィリピン人はまずほぼ遅刻する人種だということを知ってほしいと思います。
仕事でも10〜15分遅刻は当たり前、デートなどの待ち合わせには平均30分ほど遅刻してきます。
しかも、悪びれる様子はまったくありません。
理由はいつも「渋滞していたから」。
たしかにフィリピンは渋滞がひどいので、あながち嘘でもなく、なかなか責められないのが辛いところ。
フィリピンでは「フィリピーノタイム」というのが浸透しており、集合時間に家を出るなんていうのは日常茶飯事です。
この習慣を知らないと、私たち日本人はとてもイライラしてしまうでしょう。
日本でも、沖縄の人は似たような習慣を持っていますし、暖かい国では仕方ないことなのかもしれません。
<家族を大切にする>
日本では核家族化がすすみ、親や兄弟との関係が希薄になってしまっている家庭も多いですが、フィリピンでは家族みんながお互いをとても大切にしています。
また、子供が多いため大家族になっている家庭が多いです。
なぜだか男性はあまり働かず、女性が一家の大黒柱になっているパターンが多く見受けられます。
そのため、いわゆるOFW(Oversea Filipino Workers)となって海外へ出稼ぎに行くのは、ほとんどが女性です。
みんな家族のために必死で働き、自国へ送金しています。
家族の誰かが困っていたら助ける、というのは、彼らのスタンダードです。
ただ、誰かがお金を稼いでくれると思うと、そのほかの家族がその人に甘えて依存してしまう例も多いようです。
<ナルシスト>
フィリピン人の自分大好き度は半端じゃありません。
日本人も見習うべき、というくらい、自分のことを愛しています。
外見に関してもそうで、男性も女性も自分は美しいと思っており、そのためセルフィーを頻繁に撮ってfacebookなどのソーシャルメディアに投稿します。
何においても自己評価が高いため、どちらかというと逆のマインドを持っている日本人には理解しがたい部分かもしれません。
<きれい好き>
フィリピンは衛生環境が悪く街中がゴミだらけですし、家の中も散らかっていたり、屋台が汚いことが気になったりしますが、実は個々ではとてもキレイ好きです。
シャワーは必ず1日に2回浴びますし、携帯用の消毒用アルコールをいつも持ち歩いています。
また、日本人の3倍とも思える量の洗剤を使って服を洗濯します(必ずしも良いとは言えない習慣かもしれませんが)。
清潔好きな人種なのですね。
<嘘つき?>
フィリピン人はよく嘘をつく、とも言われています。
しかし、これには悪気はまったくありません。
何かについて「知ってる?」と聞けば、本当は知らないのに「知らない」というのが嫌らしく、「知ってる」と言います。
すぐにバレる嘘や見栄を張るための嘘をよくつきます。
本当はできていないのに「出来てる」と言ったりするので、仕事の進捗に支障が出ることも・・・。
ただ、本当に悪気はなくそういう人たちなので、いちいち怒っていたら身が持ちません。
寛容になると同時に、どうすれば本当のことが聞き出せるのか、こちらから歩み寄る努力も必要です。
一見すると、なんだか付き合いにくそうなフィリピン人ですが、案外素直で良い面もたくさん持っています。
また、当然ですが、フィリピン人全員が上記のような特徴に当てはまるわけでもありません。
ただ、あくまでも文化的にまったく違う人たちと上手くやるには譲歩や協力が必要だということを知ってほしいと思います。
日本人が彼らから学べることがたくさんあるのも事実です。
国境を超えて双方の力でうまく相乗効果を生み出し、良いビジネスが出来ると良いですね!