マラテ地区って危険なの?
フィリピンのマニラには、いわゆる危険区域と呼ばれているエリアがいくつかあります。
マラテもその1つです。
マニラ湾に面するマラテは、ホテル、レストラン、動物園、マラテ教会などがあり、一見すると普通の繁華街のように見えます。
しかし、ここはマニラの中でもかなり治安の悪い場所なのです。
ドラッグを売る子供たち、暴力・強盗事件、売春婦、などが集まるエリアで、KTVのギラギラしたネオンが印象的。
女性だけでなく男性も、カラオケやバーへ誘ってきます。
そんな客引きに引っかかっていると、路上で偽ブランド品を売るフィリピン人も近づいてきます。
要らないと言っても追いかけてくるような、しつこいタイプもいるので要注意です。
また、ストリートチルドレンならず、大人もお金をねだりに来ます。
そんな、”トラブルに巻き込まれそうな雰囲気”がぷんぷんのマラテですが、案外セクシーなドレスを着たお姉さんについ乗せられて、入店してしまう日本人も多いようです。
マラテのKTVは、騙されることが多いので、利用しないほうがいいです。
睡眠強盗といって、薬入りの酒を飲ませ、眠っている間に金銭を奪うケースが多発しています。
そんな事件に巻き込まれるだけならまだしも、殺人事件だって起こっているのですから、あまり近づかないほうが良いでしょう。
また、マラテのすぐ近くに、「エルミタ」と呼ばれる繁華街があります。
こちらもマラテと同様に危険区域となっており、一人で歩くようなことは避けるべきです。
昔はフィリピンの売春産業の拠点でした。
1992年にマニラ市長が風俗店を一掃したものの、いまだにいくつかの店はひっそりと営業しているようです。
また、KTVはそれなりに活気があるようですが、かつてほどではありません。
もしも女の子と遊びたい、女の子を連れ出したい、と考えて入るのなら、マラテやエルミタよりもマカティのブルゴス通りの方をおすすめします。
もしくは、ちょっと遠いですが、アンヘレスだともう少し安全に遊べます。
もちろん歓楽街である以上絶対安全ということはありませんが、合法的にそういったお店を営んでいるところがほとんどなので、それほど騙される危険は高くありません。
夜遊びはフィリピンの魅力の1つですが、エリアやお店の選び方に関しては事前にリサーチしておくと良いでしょう。