フィリピンのちょっと迷惑な大家族
日本人男性がフィリピン人女性と結婚した話はよく聞きますが、もちろんその逆だってあります。
日本人女性がフィリピンの家に嫁いだパターンです。
これはこれで、独特の苦労話があるようです。
まず一番大変なのは、家族の名前を覚えること。
日本のような核家族とは違い、両親と子供はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん。
兄弟も多く、4〜5人の子供がいるのは当たり前です。
さすが、人口増加が進んでいるフィリピン!
そして親戚が集まる際には、いとこやはとこ、その子供の子供・・・などなど、総勢100名以上になることもあるのだとか。
そんな大人数の名前と顔を一致させるのは、簡単ではありません。
一度紹介されたからといって、覚えられないでしょう。
そんな大大大家族でも、せまい家にみんなで訪ねてきます。
夏休み中などは十数名の子供たちとその親を含め、20人以上が同じ屋根の下で過ごすのだそう。
寝るときは、本当に足の踏み場もない状態になり、プライバシーはまったくなし。
家中のあらゆる部屋に、誰か人がいるような状態です。
フィリピンは家族を大事にする文化とはいえ、現代の日本人にはかなり厳しい環境ですよね。
しかも、こうやって家族はたくさんいるのに、みんなあまり働かないのだそうで、だからこそ女性が大黒柱のようになって、海外へ出稼ぎするんですね。
しかも、日本人と結婚したり、良い会社に就職するなどして経済的に豊かな家族がいると、みんなその1人にお金を貸して欲しいと言ってきます。
家族が仲良しで、困った時は助け合う・・・という文化のようですが、それは単なる甘えや依存なのでは?と思ってしまう側面もあります。