セブのおすすめ博物館
セブといえば、美しいビーチリゾートやダイビングなどのマリンアクティビティを思い浮かべると思います。
だけど実は、セブには文化的、歴史的な魅力もたくさん詰まっているんです。
実際にセブを訪れると、フィリピン最古の都市であるここに、どのような物語があるのか、興味を持つ人も多いはず。
フィリピンは、スペインとアメリカ、日本、そして中国などから多大な影響を受けながら現在の文化を形成しています。
セブのディープな部分をもっと知りたい!と思ったら、博物館に行ってみるのがおすすめです。
<カサ・ゴロルド博物館>
「casa」とは、スペイン語で家という意味です。
1800年代に建てられた、ゴロルド家の邸宅です。
また、1863年には、スペインの商人Juan Isidro De Gorordoが購入してそこで4代過ごしました。
1800年代のフィリピンの一般的な家屋は、竹を利用して作られた簡素なものでした。
それと比較すると、石や木材を使って造られたこの家は、大変豊かな家柄を表していました。
1983年から博物館として一般公開されています。
19世紀のセブの人たちの生活がどんなものだったのかを、垣間見ることができます。
また2階はゴロルド家が暮らしていた様子を再現しています。
かなり広く、見所はいっぱいです。
1階にはカフェがあり、コーヒーやケーキを楽しみながら休憩することもできます。
入場量は120ペソ(約250円)です。
セブシティ、サントニーニョ教会から歩いて10分のところにあります。
<ムセオ・サグボ>
「museo」はスペイン語で博物館、「Sugbo」はセブ島の古名です。
1871年に建てられ、昔は刑務所でした。
その建物をリノベーションし、2008年に博物館がオープンしました。
スペインに統治される前のフィリピンについてや、フィリピンという国になる前の時代のお墓から発見された道具や金鉱などの遺物が展示されています。
そして、セブがどのように植民されていったのか?スペインからどのような文化が持ち込まれたのか?言語はどう変化していったのか?などの歴史を垣間見ることができます。
入場料は75ペソ(約155円)です(フィリピン人は30ペソ)。
<ヤップサンディエゴの旧邸>
フィリピンで最も古い家として知られているもので、1675年〜1700年頃に造られたと言われています。
中国の商人夫婦ヤップ家の長女がフィリピン人のサンディエゴ氏と結婚した、というストーリーがあります。
中国人が初めて中国国外に建てた家屋としても有名です。
中国の文化が色濃く残されている家具や内装もあれば、スペイン風の装飾もあり、両国の文化の折衷が表現されています。
セブの歴史を感じる絵や家具、水瓶など、当時の家族の生活をしのばせる展示物があり、歴史好きな人にはたまらない魅力のある博物館です。
入場証は50ペソ(約150円)です。
カサ・ゴロルド博物館から歩いて2分のところにあります。
<サントニーニョ博物館>
フィリピン最古の教会サントニーニョ教会の南側にある博物館です。
司祭やサントニーニョが来ているガウン、アクセサリーなどのほか、マリア像や書物、キャンドル、香炉などが展示されています。
サントニーニョの歴史がよくわかり、カトリックの重厚な品々が多数あり、見応えがあります。
入場料は30ペソ(約65円)で、中はエアコンが効いていてとても涼しいです。
いかがでしょうか?
セブはリゾートエリア以外にも、大変興味深い歴史や文化が垣間見れるスポットもあるんですね。
これからセブに滞在したい、セブで暮らしてみたい、と考えている人は、ぜひその歴史的背景についても学んでみてほしいと思います。