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フィリピンの喫煙法、違反すると禁固刑も・・・


2016年にドゥテルテ大統領が政権を握ってからは、麻薬関連犯罪の取締をはじめ、さまざまな法の改定が行われてきました。
その中の大きなものの1つとして禁煙法があります。

日本も喫煙に関しては路上をはじめレストランかカフェ、ほとんどの建物の中が禁煙となっていますが、フィリピンも同様で、タバコが吸える場所はほとんどありません。

また、日本では禁止と言いつつも路上でタバコを吸っている人はたくさん見かけます。
警察の取締が、そこまで行き届いていないのが現状です。

しかしフィリピンでは今、路上や駐車場などでタバコを吸っていて実際に警察に連れて行かれてしまうケースが、日本人にも起きています。
あらゆる公共空間での喫煙が禁止されているため、タバコをくわえているのが警察の目に触れたら、まず呼び止められるでしょう。

フィリピンの禁煙法違反者への罰金は、初犯で1,000ペソ(約2,160円)、2回目で5,000ペソ、3回目で10,000ペソです。
また、タバコのポイ捨てでは2,000ペソ(約4,240円)の罰金が課せられます。
3回以上違反切符を切られると、禁固刑です。

今までこっそり吸えた場所にも、「禁煙」の看板が作られ、喫煙者の居場所がなくなってきました。
マニラ首都圏で最も都市化が進んでいるマカティ市では、喫煙所のあるビルはほとんどないようです。

日本人が捕まれば、外国人であるために罰金以外にも厄介なこともなりかねません。

空港には、わずかですが、喫煙スペースがあります。
しかし、日本人が泊まるような高級ホテルには、喫煙ルームはもちろんのこと、スペースもほぼありません。
そして車の中も禁煙です。

フィリピンに来る予定があるなら、ちょっと辛いかもしれませんが禁煙にチャレンジしてみるきっかけになるかもしれません。
そうでなければ、喫煙者にとってかなり厳しい環境となるでしょう。