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マニラの「慰安婦像」撤去、日本側へ配慮?


フィリピンの首都マニラに2012年に建設された、日本軍占領下の慰安婦像。
これが4月27日に撤去されたとのことで、ニュースとなっています。
フィリピン政府機関の国家歴史委員会がマニラ湾沿いのロハス通りに設置したもので、フィリピンの民族衣装を纏って目隠しをされた女性像で、高さは3メートルありました。
日本側はこの慰安婦像の設置に対して遺憾の念を示しており、在フィリピン日本大使館が「良好な両国関係に影響がある」として、これまで論争の種となっていました。
今回フィリピンがこれを撤去した理由として、「公共事業道路省が下水道改良事業のため」と説明していますが、安倍首相と親しいドゥテルテ大統領の判断により、日本側に配慮した決定ではないかとの見方もあります。
1月17日行われたマニラでの会談で、自民党の河井克行総裁外交特別補佐は、慰安婦像設置に対し、「日本側は激怒している」と批判していました。
また、安倍首相のメッセージとして、「日本はアジア女性基金を設立し、歴代首相も謝罪の手紙を出した。私とあなたが築いてきた過去最高水準の日比関係が悪化することがないようにご理解とご支持を賜りたい」と伝えています。
これに対しドゥテルテ大統領は、「日本の償いは何年も前に始まった。侮辱するのはもうやめよう。」と述べ、公共の場には設置しない考えを示しました。
慰安婦像は、制作した彫刻家のジョナス・ロセス氏のもとに返還されたとのことです。
ロセス氏は撤去に対し、「次の世代に歴史を伝える芸術。この像は日本も誰も非難するものではない。フィリピン人は尊厳を失った。歴史を放棄してしまった。」と主張しており、憤りを見せています。
一方ドゥテルテ大統領は、「設置は政府の政策ではない」として、ロセス氏に対し、私有地への設置は構わないと話しています。
ロセス氏は教会などへの移設を検討しているようです。