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フィリピンの治安と貧富の差、今後の課題とは?


フィリピンは東南アジアの中でも治安が悪い国として有名でした。
温暖な気候、物価の安さ、フレンドリーな国民性、英語が通じる、などなどたくさんの魅力があるのに、治安が悪いという理由でなかなか行く気になれなかった日本人も多いのではないでしょうか。
事実、この悪名が原因で海外からの投資があまり受けられなかったのです。

そんなフィリピンの治安は、2016年のドゥテルテ大統領就任以降、劇的に改善されています。
もともと彼は、治安が悪いことで知られるダバオの市長を務めており、そのダバオをフィリピンで一番安全な街へ変えたことが、人々の信頼を高めました。
ドゥテルテ大統領はかねてから「治安改善が経済発展の根本になる」という考えを持っており、現在国レベルでそれに取り組むことになっているのです。

フィリピンの治安を乱している主たるものとして、麻薬の横行がありました。
ドゥテルテ大統領はこれをまず掃討すべきとして、麻薬犯罪に関わる者を無差別に逮捕、あるいは殺害していきました。
これを人権無視として非難する声も多いですが、結果として彼は就任半年ほどで犯罪率を14%減少させ、殺人などの凶悪犯罪は30%減少させました。

このことが、国内での支持率を以前として高く維持させています。
就任1年では80%、その後汚職事件などがあり60%まで落ちたものの、再度上昇しています。
やはり多くの国民が、フィリピンが安全になったことを肌で感じている証拠でしょう。

ほんの15年前まで、フィリピンでは絶対に夜に出歩いてはいけないと言われていました。
まるで映画のように、銃声が普通に飛び交っていたのです。
コンビニの前にはライフル銃を持ったガードマンが常駐し、それが国民を守る方法なのだと信じられていました。

現在、フィリピンを訪れてみると、まだまだ夜出歩くのは安全ではないものの、24時間営業のコンビニやファストフード店が増えて街全体が明るくなりました。
日本からは、旅行先のみならず留学先として人気の国にもなりました。
日本からの旅行者は、2016年に初めて50万人を超えました。

しかし、治安が改善され始めている一方で、貧富の格差は依然として変わっていないようです。
みんな仕事がなく、その子供たちが物乞いをする光景が以前よりも多く見られるようになっています。
もしかすると麻薬関連犯罪で捕まってしまった親の子供かもしれません。
貧しい家庭の子供たちは教育がまともに受けられず、その結果仕事もない、という負のループが存在しています。

今後のドゥテルテ政権では、治安のさらなる改善と同時に、平等な雇用の創出が課題になります。
貧困にあえぐ人々を救済できれば、犯罪もさらに減ることでしょう。
そしてフィリピンという国全体のイメージが上がれば、外貨投資も増え、結果的に仕事も増え、経済的にも潤うはずです。