フィリピン経済を支えている国民の個人消費
フィリピンは貧富の差が激しい国ですが、現在国民の消費は伸び続けています。
GDPの中で個人消費が占める割合は、なんと70%。
これは日本の60%よりも高い数字で、消費が非常にさかんなことを示しています。
発展途上国の中ではずば抜けており、先進国のアメリカと大差がありません。
消費が高いと言われるインドでも60%です。
フィリピンがこれだけ消費大国であることは、国内にある巨大ショッピングモールを見てもよくわかります。
世界中に巨大なモールは存在していますが、そのトップ20のうち5つはフィリピンにあるのです。
マカティなどに住む富裕層の国民は、これらのじゃんじゃんお金を落としており、経済を回しています。
また、この大きな消費を支えているのは、フィリピン国外へ出稼ぎしている労働者からの海外送金です。
日本はもちろんのこと、世界各国へ出稼ぎしているフィリピン人たちが母国の家族へ仕送りし、消費を促しているのです。