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マラウイの戦闘開始から4ヶ月


フィリピンのミンダナオ島で5月23日に始まった「マラウイの戦闘」から、4ヶ月余りが経ちました。
当初と比べるとイスラム過激派グループの勢力は弱まりつつあるものの、ドゥテルテ大統領が指令した国軍は、かなり苦戦を強いられているようです。

かつてはミンダナオ島全域を占領していた武装勢力は現在、アグス川(島を東西に分けている川)付近の東側にとどまっているとのこと。
政府軍に押されながらも、彼らは「IED」(即席爆発装置)を数千個ばらまいており、それによって負傷した政府軍兵が数多くいます。
これまでに1500個以上のIEDが回収されていますが、残りはまだどこにあるのか分かりません。
人質もまだ40〜60人いると推定されています。

また、新たな問題として注目されているのが、子供たちへの洗脳です。
信じがたいことですが、戦闘員の中には子供もいるというのです。
武装勢力は子供たちに殺しのビデオなどを見せて教育し、一緒に戦場へ向かわせているのだそう。
また、人質となっているフィリピン人の子供にも同様に戦闘への参加を強制しているとの報告もあります。

これまでにこの紛争で亡くなったのは、政府軍が152人、武装勢力711人、そしてマラウイ市民が47人です。
戦闘に巻き込まれて亡くなる人もいれば、避難所生活における物資の不足で体調を崩してしまう人もいます。
特に子供達は栄養不足を起こしており、まったく援助が足りていない状態です。

ドゥテルテ大統領による戒厳令は、当然ながらまだ解除されていません。
武装勢力の掃討、IEDの回収、人質、避難民の健康問題・・・事態の収束までにはまだ時間がかかりそうです。