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増え続けるフィリピンのエイズ患者


東南アジア地域において、エイズ感染は大きな問題の1つですが、タイ、ベトナム、カンボジアでは徐々に患者が減少しています。
しかし、フィリピンに関しては減るどころか増える一方で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)によれば、2010年〜2016年の間に140%も増えています。
世界全体では13%減少しているのに対し、フィリピンのこの状況は非常に由々しきものです。
なぜフィリピンだけここまで対策が遅れているのでしょうか?

◆性教育の遅れ
フィリピンでのエイズ感染経路は98%が性交渉によるものですが、これは、性教育の遅れが背景にあります。
15〜24歳の若年層で、コンドームの使用によりエイズ感染が防げることを知っているのはわずか15%に過ぎません。
まともな教育を受けられない子供たちが、無知なまま不特定多数の人と性交渉を持つことで、感染が蔓延しています。

◆感染者のうち80%が男性同士の性交渉
同性愛者、特に男性同士による性交渉により感染するケースが、80%です。
性教育が十分でないことに加え、近年のドゥテルテ政権の麻薬取締により収まりきらない量の犯罪者が一斉に刑務所へ送り込まれ、彼らの間でも感染が拡大しています。

◆宗教上、コンドーム使用が普及しない
フィリピンはカトリック教徒がほとんどで、宗教上避妊が禁じられています。
そのため、異性間の性交渉で感染するのはもちろんのこと、妊娠すれば生まれてくる子供もエイズ患者になります。
フィリピン厚生省は学校でのコンドーム配布を呼びかけていますが、教会や教育関係者が猛反対しており、なかなか避妊対策が進まないのが現状です。

◆増える未婚のシングルマザー
避妊が禁じられているせいで容易に妊娠し、未婚のシングルマザーとなる女性も増え続けています。
そういった女性の多くはパブや風俗で働くようになり、またそこで別の性交渉を持ち、病気を蔓延させていく・・・
まさに負のループがフィリピンにはあるのです。

現在ドゥテルテ大統領は、麻薬撲滅にこそ熱を上げているものの、エイズ防止対策に関しては何もしていない状況です。
しかし、エイズ問題は国全体の発展を妨げ、将来的には致命的となることを理解すべきでしょう。