フィリピン人の肉の消費量と傾向
フィリピン人は、肉が大好きです。
食事は、白いご飯+肉料理というのが最もスタンダードで、特に豚肉と鶏肉をよく食べます。
2013年のデータでは、豚肉の消費が最も多く、1人あたり年間で14.9kg、鶏肉は11.9kgです。
牛肉の消費量はそれほど多くなく、1人あたり年間3kgと日本人の平均を下回っています。
これは、豚肉や鶏肉と比べて値段が高いためです。
それでも日本に比べれば、全体的な肉の価格は安いです。
豚肉:190ペソ(約400円)/1kg
鶏肉:140ペソ(約300円)/1kg
牛肉:240ペソ(約530円)/1kg
フィリピンの有名な豚肉料理といえば、「レチョン」。
お祝い事で食べられる、豚の丸焼きです。
また、日本食ブームの到来もあり、最近はとんかつなども人気です。
鶏肉に関しては、フライドチキンが好まれます。
もともと揚げ物が大好きなフィリピン人。
ファストフード店でも人気のメニューです。
鶏、豚に関しては、国内の供給で消費量の90%をまかなっています。
牛肉は33%が、インド、オーストラリア、ブラジル、アメリカなどからの輸入です。
牛肉は主に富裕層に消費されています。
経済成長とともに人口が増え続けているため、肉の消費も増加しています。
国内での供給が間に合わなくなれば、輸入が増やしていくことになるでしょう。